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【2025年最新】電子帳票システムのおすすめ比較23選!機能や導入メリットをわかりやすく紹介

近年、DX推進に伴い、企業の帳票業務のデジタル化が急速に進んでいます。
特に、電子帳票システムは、業務効率化や法制度対応の観点から多くの大手企業で導入が進んでいます。
紙やExcelをベースとした旧来の帳票運用に限界を感じる声も多く、帳票の作成・配信・保管までを一元的に管理できるシステムへの関心が高まっています。
また、電子帳簿保存法やインボイス制度など法改正に即応するための対応も不可欠です。
この記事では、最新の市場動動を踏まえながら「電子帳票システム」の概要や導入メリット、システム選定のポイント、そして2025年におすすめの製品23選を、機能別にわかりやすく比較・紹介いたします。
電子帳票システムとは
電子帳票システムとは、これまで紙ベースやExcelファイルで運用していた帳票(請求書・納品書・契約書など)を、電子的に作成・配信・保存するためのシステムのことです。
デジタル化が進む現代において導入ニーズが高まっており、帳票の正確性や業務効率を向上させるだけでなく、コンプライアンスの観点からも重要な役割を果たしています。
従来の紙による帳票管理では、作成・印刷・配布・保管に多くの手間とコストがかかっていました。
また、帳票が分散管理されることによる、誤送信や情報漏えいのリスクも見逃せません。
特に大手企業では、拠点間や部門間の連携も求められるため、手動運用では限界があります。
電子帳票システムはこれらの課題を解決し、帳票の一元管理と自動化によって、業務全体の効率化を促進します。
さらに、2022年以降、電子帳簿保存法やインボイス制度といった法改正が相次いで施行され、帳票の電子化は単なる業務効率化を超えて「法令遵守」のための基盤となりました。
電子帳票システムを導入することで、これらの法対応をスムーズに行えるだけでなく、企業のDX推進にもつながります。
電子帳票システムの主な機能
ここでは、電子帳票システムの代表的な3つの機能をご紹介します。
帳票の作成・自動生成
電子帳票システムの基本機能として、帳票のテンプレート作成と自動生成機能があります。
たとえば、基幹システムや業務アプリケーションと連携(CSV連携・API連携)し、注文書・請求書・納品書などの帳票データをリアルタイムで取得、自動で帳票に反映させることで、手作業による転記ミスや出力もれを防げます。
多くのシステムでは、複雑な帳票レイアウトにも対応できるドラッグ&ドロップ型の帳票デザイナーを搭載しており、非エンジニアでも帳票テンプレートを容易に設計可能です。
帳票の配信・送信管理
作成された帳票は、PDFやCSV、Excelなどのフォーマットで出力し、メール、FAX、Webダウンロードなど多様な方法で配信できます。
送信先ごとの配信スケジュール設定機能が備わったタイプもあります。
業務フローに沿った柔軟なワークフロー設定ができる製品を選ぶことで、配信業務の自動化がさらに加速するでしょう。
帳票の保管・検索・セキュリティ管理
発行された帳票の電子保管も、電子帳票システムの重要な機能の一つです。
電子帳簿保存法やインボイス制度に対応した形式で、安全かつ効率的にデータを保管できます。
保管先はクラウドまたはオンプレミスを選択できるケースが多く、企業のセキュリティポリシーに応じた運用が可能です。
検索機能では、発行日・顧客名・帳票種別など複数条件での絞り込みが可能で、必要な帳票をすぐに取り出せ、利便性が高いものが多いです。
さらに、アクセス権限管理やログ監査機能を搭載した製品を導入すれば、内部統制や情報漏洩リスクにも対応できます。
電子帳票システムの導入メリット
ここでは、導入によって得られる主な4つのメリットについて、解説します。
業務効率化とペーパーレス化
電子帳票システムを導入する最大のメリットの一つが、業務効率を大幅に向上できることです。
従来、帳票の作成から印刷・封入・郵送といった作業には多くの人手と時間が必要でした。
システム化により、これらの工程を自動化できるため、作業時間を大幅に短縮できます。
また、帳票の電子化によりペーパーレス化も実現できます。
紙やインク、保管スペースの削減だけでなく、印刷ミスや配布ミスなど物理的なトラブルも防ぐことが可能です。
環境対応の観点からも、ペーパーレス化にはメリットがあります。
人為的ミスの削減と作業標準化
帳票業務においては、入力ミスや転記ミス、誤送信など、人為的ミスが起こりがちです。
電子帳票システムなら、業務アプリケーションやデータベースと連携して入力情報を自動で帳票に反映してくれるため、手動操作によるミスのリスクを大幅に低減できます。
加えて、テンプレート管理やワークフロー設定により、帳票作成・承認・配信のプロセスを標準化できるため、属人化を防ぎ、業務の再現性や引き継ぎのしやすさも向上します。
法令遵守と内部統制強化
電子帳簿保存法やインボイス制度といった帳票関連の法令が相次いで施行される中、法対応は企業にとって不可欠です。
電子帳票システムは、これらの要件に沿ったかたちで帳票を保管・管理する機能を備えており、スムーズな制度対応が可能です。
さらに、アクセス制限や操作ログの記録といった内部統制機能を活用することで、不正アクセスや情報改ざんなどのリスクを防止でき、企業ガバナンスの強化にもつながります。
コスト削減と生産性向上
帳票作業の自動化・ペーパーレス化によって、紙代・印刷代・郵送費・人件費などのコスト削減が期待できます。特に大量帳票を日々発行している大企業にとっては、大きな削減効果が見込めます。
また、帳票業務にかかっていた時間をほかのコア業務に充てられるようになるため、従業員一人ひとりの生産性向上にも寄与します。
電子帳票システムの比較ポイント
電子帳票システムの導入を検討する際には、自社の業務要件や運用環境に最適な製品を選定することが重要です。
ここでは、電子帳票システムの比較ポイント3点をご紹介いたします。
導入目的に合っているか
まず確認すべきは、「何のために電子帳票システムを導入するのか」という目的の明確化です。
たとえば「帳票作成を自動化したい」「帳票配信を効率化したい」「帳票の保存管理を強化したい」など、目的が異なれば選ぶべき機能や製品も変わってきます。
電子帳簿保存法などの対応フォーマットや連携可能性
法制度対応は、大手企業にとって極めて重要なチェックポイントです。
電子帳簿保存法やインボイス制度に対応していないシステムでは、将来的に業務停止や法令違反のリスクを招く恐れもあります。
対応している保存形式(PDF、XML、CSVなど)やタイムスタンプ機能、検索要件などを確認し、安心して長期運用できる製品かどうかを見極めましょう。
また、基幹システム(ERPや販売管理システムなど)とのデータ連携可否も業務効率に大きく影響するため、確認は必須です。
画面の見やすさと操作の快適さ
帳票システムは、現場担当者が日常的に操作するケースが多いため、画面のUI/UXや操作性も重要な比較項目です。
帳票テンプレートの作成や修正が直感的にできるか、検索や配信の操作がシンプルかといった観点で、デモ画面を確認することをおすすめします。
近年は、ブラウザベースで操作できるクラウド型システムが主流となっており、PCのスペックに依存せずにスムーズに利用できる製品も増えています。
電子帳票システム比較23選
支出管理 受取請求書キャビネット(フリー株式会社)
URL
https://www.freee.co.jp/invoice-receipt/
概要
AI技術を活用して請求書の受領から保管、仕訳、支払管理までを自動化するクラウド型の請求書受領システムです。電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しており、紙の書類や手作業による経理業務の効率化とペーパーレス化を支援します。
機能
- 高精度なAIOCR機能
- ユーザーごとの細かな権限設定
- 多彩な受領機能
- 複数明細行の読み取り
- PDF分割機能
- 請求書以外の書類も保管可能
特長/強み
- 高精度なAI-OCR: 95%以上の精度で取引先、金額、振込先などの情報を自動読み取り。
- 柔軟な書類管理: 請求書以外の多様な書類も追加費用なしで保管可能。
- 外部システムとの連携: 既存の会計ソフトや外部ストレージサービスと連携し、業務フローを変更せずに導入可能。
- セキュリティと権限管理: ユーザーごとに閲覧・編集権限を設定でき、情報管理を強化。
料金
まずは電子保管から始めたい方
受取請求書キャビネット
月額4,980円 〜
電子保管、仕訳、債務管理をしたい方
受取請求書インボイス
月額19,980円 〜
DataDelivery(JFEシステムズ)
URL
https://www.jfe-systems.com/products/datadelivery/datadelivery.html
概要
DataDeliveryは、TISが提供する企業間データ連携基盤サービスで、帳票やEDIなどの各種データをセキュアに配信・集配信管理する。
機能
多様なデータ形式に対応し、通信・変換・配信を一元管理。SaaS型での提供もあり、オンプレミス・クラウドどちらにも対応可能。
特長/強み
大手企業・自治体への導入実績多数。運用の自動化・可視化に優れ、柔軟な拡張性と高いセキュリティを両立。
料金
個別見積。SaaS利用時は月額制。
活文 Contents Lifecycle Manager(日立ソリューションズ)
URL
https://www.hitachi-solutions.co.jp/katsubun/clm/
概要
活文 Contents Lifecycle Managerは、企業内の文書・帳票・契約書などの電子情報をライフサイクルで一元管理するドキュメント管理ソリューション。
機能
文書の登録・保管・検索・版管理・廃棄までを一括管理。アクセス制御やワークフロー機能、タイムスタンプ付与による改ざん防止にも対応。
特長/強み
コンプライアンス対応を強化しつつ、文書の利活用を促進。他の富士通製品(FiBridgeⅡ等)との連携により、帳票から保管までシームレスな運用が可能。
料金
個別見積。利用規模や構成により変動。
Create!Form(インフォテック株式会社)
概要
Create!Formは、インフォテック株式会社が提供する帳票作成ツールで、最小工数で思い通りの帳票を出力できることを特徴としている。
機能
GUIベースの帳票設計により、プログラミング不要で帳票を作成可能。PDF、Excel、HTML(SVG)など多様な形式での出力に対応し、バッチ処理や大量印刷もサポートしている。
特長/強み
直感的な操作性と豊富な出力形式により、開発工数を削減。既存帳票のインポート機能もあり、既存資産の活用が可能。
料金
HP上に価格表を公開
例:Create!Form Design 1ライセンス ¥200,000
SVF Cloud(ウイングアーク1st株式会社)
URL
https://www.wingarc.com/product/svf/
概要
SVF Cloudは、ウイングアーク1st株式会社が提供するクラウド型帳票サービスで、38,000社以上の導入実績。
機能
ノンプログラミングでの帳票設計が可能で、PDF、Excel、プリンタ出力など多様な出力形式に対応。SalesforceやServiceNowとの連携もサポートしている。
特長/強み
高いセキュリティと豊富な出力形態を備え、クラウド上での帳票運用を実現。既存の帳票レイアウトの移行も容易。
料金
月額50,000円(税別)から利用可能で、初期費用が必要です。帳票出力数に応じたプランが用意。
帳票DX(株式会社オプロ)
概要
帳票DXは、株式会社オプロが提供するクラウド型帳票サービスで、Salesforceやkintoneなどの業務システムと連携し、帳票作成から出力までを支援。
機能
PDF、Excel、Word、PowerPoint形式での帳票出力に対応し、モバイル入力や自動リクエスト機能も備えている。
特長/強み
出力ページ数に制限がなく、クラウドサービスとの連携アダプタを利用可能。業務プロセス全体の効率化を図れる。
料金
Starterプラン:初期費用120,000円、月額120,000円。BusinessプランやEnterpriseプランなど、利用規模に応じたプランが用意されている。
Paples(日鉄日立システムソリューションズ株式会社)
URL
https://www.nssol.nipponsteel.com/solution/paples/
概要
Paplesは、日鉄日立システムソリューションズ株式会社が提供する電子帳票基盤で、帳票の作成から保存、活用までをオールインワンで実現。
機能
帳票の作成、取込、出力、保存、活用を一元管理。OCR機能やワークフロー管理、アクセス権限管理なども備えている。
特長/強み
電子帳簿保存法の4区分に対応し、各種業務システムとの連携により帳票運用を効率化。ペーパーレス化やDX化を支援。
料金
ライセンス価格は税抜1,000,000円で、年間保守料金は価格の15%
@Tovas(コクヨ株式会社)
概要
@Tovasは、請求書や納品書、注文書などの帳票を「電子ファイル」「FAX」「郵送」で配信できるクラウド型の電子帳票配信システムです。帳票データ(PDF、CSV等)をアップロードするだけで、取引先に応じた方法で自動送付が可能です。これにより、手作業での郵送やFAX業務を効率化し、コスト削減を実現します。
機能
- 帳票のマルチ配信(電子ファイル、FAX、郵送)
- 宛先情報のクラウド管理
- ファイル往復便機能(受信者からの返信用Webサイト提供)
- 私書箱送信機能(取引先ごとの専用送受信領域)
- システム連携(API利用)
- セキュリティ・情報トレーサビリティ機能
- 電子帳簿保存法対応(オプション)
特長/強み
- 取引先のニーズに応じた配信手段の選択が可能
- 宛先情報のクラウド管理により、情報更新がスムーズ
- ファイル往復便機能で、受信者からの返信も簡単
- セキュリティ対策と情報の追跡が可能
- Salesforceとの連携が可能な「@Tovas for Salesforce」も提供
料金
初期費用:120,000円〜
月額費用:12,000円〜
従量費用:送信枚数に応じて変動(詳細は要問い合わせ)
AUTO帳票EX(日本テレネット株式会社)
概要
「AUTO帳票EX」は、基幹系システムから出力されたテキストファイルやイメージファイルをアップロードするだけで、指定の宛先に自動的にFAX配信またはメール送信できるクラウドサービスです。これにより、従来のFAXサーバーや専用回線が不要となり、システムの構築コストや管理工数、紙代、印刷代、トナー代などを削減できます。
機能
- 帳票の自動FAX送信(1時間あたり最大10,000枚)
- 多種多様なメディアに対応(PDF、TIF、MS Officeなど)
- テキストデータを指定のフォームに変換する機能
- 送信履歴の確認・再送信指示などの管理機能
- 基幹系システムとの連携(メール、FTP、Web-API)
特長/強み
- 設備投資不要で高速なFAX配信サービスを提供
- 多様なメディア形式に対応し、柔軟な運用が可能
- 専任スタッフによる導入サポート
- ペーパーレス化と業務効率化を実現
料金
初期費用:0円
月額基本料金:10,000円〜
FAX送信料金:18円/枚〜(利用状況により変動)
FNX e-帳票FAXサービス(株式会社ネクスウェイ)
URL
https://www.nexway.co.jp/lp/echohyo/
概要
発注書や納期回答書、支払い通知書などの帳票を自動でFAXで送信するクラウド型帳票FAX送信サービス。CSV/TSV/PDF/TIFF形式のデータを連携することにより、FAX原稿の作成や取引先への送信を自動で行う。
機能
送達管理や再送、不達時のリダイヤル、特殊宛先への送信など、FAX配送ならではの機能が充実している他、多重化されているシステムや24時間365日の運用・サポート体制により、有事の際も安心して利用できる。
特長/強み
サービスが保有する大量のFAX回線の利用によりスピード処理や大量処理ができ、ピーク時の大量送信や、送信時間の短縮を実現する。
料金
初期費用:初期加入料金 0円
月次費用:月額基本料金 10,000円〜/月
※送信1ページあたりの通信料金がかかります。
メール配信機能は有償。
ナビエクスプレス(NTTコム オンライン)
URL
https://www.nttcoms.com/service/naviexp/
概要
請求書や領収証、給与明細などの明細書を、セキュアな環境から人手を介さずにWeb化し自動配信するサービス。
機能
API連携でシステムと連携することで自動アップロードを実現。
送信状況や開封状況をリアルタイムに確認ができ、不達時の対応もスムーズに行える。
SSL通信により通信を暗号化。
特長/強み
CSVファイルを送信するだけで明細書(PDF)を作成し自動で配信を行う。
また、利用中の明細書のデザインを変えずにフォーマットの作成ができるため、手間がかからない。
データ送信時には自動でかつSSLによる暗号化や各種セキュリティ対策によるデータ送信を行うため、人的ミスを防止しながら安全に送信ができる。
料金
初期費用・カスタマイズ
要件定義や配信環境の構築に関連する費用。
お客様のご要望に合わせて構築するため、個別の見積もりが必要。
月額費用
(固定費+従量料金)
※帳簿発行数が多い場合は、よりリーズナブルに利用可能。
invoiceAgent(ウイングアーク1st)
URL
https://www.wingarc.com/product/ia/
概要
企業間で流通する帳票を集約・配信・最適化する電子帳票プラットフォーム。
機能
フォルダやメール、スキャンなど様々な方法で文書の自動取り込み・仕分けを行い、文書の収集・保管を行う。
収集した文書は検索・閲覧はもちろん、ファミリー製品と連携し、電子取引や電子契約なども行うことができる。
特長/強み
ファミリー製品も豊富で、文書管理やAI OCR、電子契約もinvoiceAgentシリーズで完結する。また拡張性が高く、複雑化する社内システムとの連携も自由自在。
料金
invoiceAgent 文書管理Entry 初期費用0円+月額3万円 / 10ユーザー(税別)~
※invoiceAgentは「invoiceAgent 文書管理」「invoiceAgent AI OCR」のプランをベースとして選択し、「電子取引」、「電子契約」を追加契約することで拡張が可能。
FiBridgeⅡ(JFEシステムズ)
URL
https://www.jfe-systems.com/products/fibridge/fibridge.html
概要
FiBridgeⅡは、富士通が提供する帳票データ変換・配信ソリューションで、さまざまな業務システムから出力されたデータを電子帳票として活用できる環境を提供する。
機能
複数形式(CSV、PDF等)の帳票データを収集・変換し、電子帳票として保管・閲覧・配信。Webブラウザでの閲覧や検索、長期保存にも対応。
特長/強み
基幹システムとの親和性が高く、電子帳票の一元管理を実現。改ざん防止機能やアクセス制御などセキュリティ面にも強み。
料金
個別見積。要問い合わせ。
FileVolante(JFEシステムズ)
URL
https://www.jfe-systems.com/products/filevolante/filevolante.html
概要
FileVolanteは、企業間での安全・確実なファイル授受を実現するファイル転送ソリューション。主に金融業界での導入実績が豊富。
機能
ファイル転送の自動化、暗号化通信、送達確認、監査ログ取得などを標準搭載。システム間連携にも柔軟に対応。
特長/強み
大容量・高頻度のファイル送受信でも安定運用が可能。送達確認や再送制御により業務の確実性を担保。
料金
個別見積。導入規模により変動。
活文 Report Manager(株式会社日立ソリューションズ)
URL
https://www.hitachi-solutions.co.jp/katsubun/rm/
概要
活文 Report Managerは、業務システムから出力される多様な帳票やデータを一元管理し、長期保存・検索・活用を支援する電子帳票システムです。電子帳簿保存法をはじめとする法令対応を強力にサポートし、業務効率化とコスト削減を実現します。
機能
- 異なる形式の帳票データ(PDF、CSV、XMLなど)の一元管理
- 不正利用防止、情報流出防止などのセキュリティ管理機能
- キーワード検索、条件指定検索、串刺し検索などにより、必要な帳票を迅速に探し出せる多彩な検索機能
- 配布作業の効率化を支援する、各拠点への帳票の自動配信機能
- 業務システム(例:FutureStage)や帳票作成ツールとのシステム連携機能
- 電子帳簿保存法対応
特長/強み
- 申し込み後、約15営業日でご利用開始できる手軽さ
- オンプレミス版とクラウドサービス版があり、利用形態や規模に応じて柔軟に導入できる
- 標準機能が充実しており、カスタマイズなしでも導入可能
- 専用サーバーの準備や障害発生時の対応が不要など、導入から運用までお客さまの負荷を軽減
- さまざまな製品・サービスと組み合わせて提供可能
料金
非公開
まるっと帳票クラウドサービス(株式会社ユニリタ)
URL
https://marutto-chohyo.unirita.co.jp/
概要
まるっと帳票クラウドサービスは、システムでの帳票基盤の構築に加え、帳票の印刷・郵送などのアウトソーシングから、専任担当による帳票業務プロセスの運用設計支援まで一括で対応可能なクラウド型サービスです。
請求書や給与明細などの帳票を電子化し、紙の帳票と併用しながらハイブリッドでのデジタル移行も可能です。
機能
- 帳票のデザインを自由に作成・変更できる、帳票設計・デザイン機能
- 帳票の仕分け・文字コード変換機能
- 帳票のWeb配信機能
- 帳票の発送・投函: 印刷・封入・発送業務の代行
- 帳票業務プロセスの運用設計支援を含む、業務全般のアウトソーシング
- インボイス制度や電子帳簿保存法への対応
特長/強み
- システム上でデータ変換や加工・仕分けを行えるため、あらゆるファイル形式をそのまま入稿できる。
- 帳票基盤の構築から印刷・郵送、Web配信まで、帳票出力業務を一括で代行できる。
- 導入にあたり大規模なシステム改修や開発が不要である。
- システム自動連携が簡単にできるため、API連携開発が不要。
- 紙の帳票とデジタル帳票を併用したハイブリッド型の運用など、お客様固有の複雑な特殊業務要件にも対応できる。
料金
初期費用: 400,000円〜
月額費用: 32,000円〜/月
マネーフォワード クラウドBox(株式会社マネーフォワード)
URL
https://biz.moneyforward.com/box/
概要
紙書類も電子書類もデジタル保存で一元管理できる電帳法対応ストレージサービス。
機能
スキャナ保存やメール等で授受した書類を電帳法の要件に則してデータ保存できる。
デジタルインボイスにも対応しており、受信や保存が可能。
特長/強み
マネーフォワード クラウド会計やマネーフォワード クラウド請求書と連携することで、データ保存に加え、仕訳作成や請求書作成を行うことができる。
個人向けから上場企業向けまでプランが用意されており、個人や企業規模に合わせたプランを選択できる。
料金
個人向け:900円/月~
小規模~中小企業向け:2,980円/月~
IPO準備・中堅~上場企業向け:問い合わせ
MakeLeaps(メイクリープス株式会社)
概要
MakeLeapsは、見積書・請求書・納品書などの帳票作成から送付、入金管理までを一元管理できるクラウド型請求管理ソフトです。電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しており、テレワークや業務効率化を支援します。
機能
- 見積書、請求書、納品書などの帳票作成
- 電子送付(メール・PDF)、郵送代行
- 銀行口座連携による入金管理
- 承認フロー機能
- 外貨対応、英語対応
- 会計ソフトやチャットツールとの連携
- 電子帳簿保存法・インボイス制度対応
特長/強み
- 初期費用0円、30日間の無料トライアルあり
- クラウドベースで、外出先からの承認や送付が可能
- 郵送代行サービス(1通195円〜)により、郵送業務の効率化
- 直感的なUIで、非IT部門でも導入しやすい
料金
無料プラン:0円/ユーザー(取引先3社まで)
個人プラン:1,000円/ユーザー(月額)
法人プラン:1,300円/ユーザー(月額)
エンタープライズプラン:33,000円〜(月額)
楽楽明細(株式会社ラクス)
URL
https://www.rakurakumeisai.jp/
概要
楽楽明細は、請求書や納品書、支払明細などの帳票をWeb上で発行し、自動で取引先に届けるクラウド型の電子請求書発行システムです。帳票データ(CSVまたはPDF)をアップロードするだけで、取引先に応じた方法で自動送付が可能です。
機能
- 請求書、納品書、支払明細書、領収書、発注書、見積書などの帳票発行
- 帳票データのアップロード(CSVまたはPDF)
- 帳票デザインのカスタマイズ
- 電子帳簿保存法・インボイス制度対応
特長/強み
- 帳票発行に特化したわかりやすく充実した機能
- 専任サポートによる導入から運用までの支援
- 郵送代行サービスにより、印刷・封入・発送作業を削減
- コスト削減と業務効率化を実現
料金
初期費用:100,000円(税抜)〜
月額費用:25,000円(税抜)〜
郵送代行:1通あたり198円〜(税抜)
BtoBプラットフォーム 請求書(株式会社インフォマート)
概要
「BtoBプラットフォーム 請求書」は、企業間の請求書の発行と受取を電子化し、業務の効率化とコスト削減を実現するクラウド型の電子請求書サービスです。
取引先との請求書のやり取りをオンラインで完結でき、紙の請求書に伴う印刷・郵送・保管などの手間やコストを削減します。
また、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しており、法令遵守の観点からも安心して利用できます。
機能
- 請求書の発行に加え、受取も可能
- AI-OCR対応
- 請求書や納品書などの帳票を自動発行
- 専用画面による帳票管理
- 郵送代行サービス利用可能
- 入金消込・督促機能
- 支払通知書の自動発行、一括送信
- 会計システムとの連携
- 電子帳簿保存法・インボイス制度対応
特長/強み
- 発行・受取の双方に対応
⇒1つのプラットフォームで請求書の発行と受取の両方を管理でき、業務の一元化が可能です。 - 安心の導入実績
⇒利用企業 1,179,371社(2025/05/16時点) - AI-OCRによる帳票受取可能
料金(要問合せ)
初期費用+月額費用の料金体系
月額費用は請求書の通数に応じたプランを提供(ユーザー数や請求書の作成枚数に制限なし)
ジョブカン見積/請求書(株式会社DONUTS)
概要
「ジョブカン見積/請求書」は、見積書・請求書・納品書などの帳票を、誰でも簡単に作成・管理できるクラウド型の請求書作成サービスです。
法改正や消費税増税などへの対応、毎日の帳簿入力といった手間を削減し、ペーパーレスによる業務効率化を実現します。
また、入金データや請求金額を自動集計し、取引先ごとの請求残高のレポートも作成可能です。
機能
- クラウド上での帳票作成(デザイン)機能
- 請求書や納品書などの帳票の自動発行/メール送信
- 専用一覧管理画面による帳票保管
- レポート機能による自動集計
- 売上入金処理・管理
- 入金消込・督促機能
- 会計システムとの連携
- 電子帳簿保存法・インボイス制度対応
特長/強み
- 様々なテンプレートからクラウド上でかんたんに帳票作成可能
- ジョブカン製品同士の連携が可能
- Slack連携可能
- 安い、中小向け
料金
初期費用:0円
月額費用(スタンダード):2,000円(税抜)/月
(最大4ユーザーまで、1ユーザー追加500円/月)
月額費用(プロフェッショナル):4,000円(税抜)/月
(最大4ユーザーまで、1ユーザー追加1,000円/月)
無料プラン:あり
無料トライアル:あり
Misoca(弥生株式会社)
URL
https://www.yayoi-kk.co.jp/seikyusho/
概要
「Misoca(ミソカ)」は、個人事業主や中小企業向けに設計されたクラウド型の請求書作成サービスです。
見積書、納品書、請求書、領収書などの帳票を、直感的な操作で簡単に作成・管理できます。
また、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しており、法令遵守の観点からも安心して利用できます。
機能
- 帳票作成機能
- 定期的な請求書の自動作成予約・取引先への自動メール送信
- 郵送代行サービス
- 専用画面によるステータス管理
- 売上レポート機能
- スマートフォン対応
特長/強み
- 見積書・納品書・請求書・領収書をテンプレートでかんたんに作成可能
- 直感的なインターフェースで、初めての方でもスムーズに帳票作成が可能
- ビジネス向けやカジュアルデザイン、業種別など、豊富なテンプレートを用意
- 電子帳簿保存法やインボイス制度に対応
- 無料プランや初年度無償キャンペーンがあり、低コストでの導入が可能
料金
初期費用無料
基本料金+従量課金
無料プラン:月間請求書作成数10通まで、ユーザー数1名、無料で利用可能。
プラン15:年額8,800円(税抜)、月間請求書作成数15通まで、ユーザー数2名まで。初年度無償キャンペーンあり。
プラン100:年額33,500円(税抜)、月間請求書作成数100通まで、ユーザー数5名まで。初年度無償キャンペーンあり。
プラン1000:年額114,000円(税抜)、月間請求書作成数1,000通まで、ユーザー数30名まで。初年度無償キャンペーンあり。
郵送は有償プランのみ(210円(税抜)/通)
カンタン見積・請求アプリ(サスケWorks)
URL
https://works.saaske.com/lp/16/
概要
「カンタン見積・請求アプリ」は、ノーコードで業務アプリを作成できるプラットフォーム「サスケWorks」上で提供される帳票作成アプリです。
見積書から請求書、納品書までの帳票作成を一元管理でき、インボイス制度にも対応しています。
クラウドベースで提供されており、場所や時間を問わず利用可能です。
機能
- 概算見積書、見積書、納品書、請求書、領収書、FAX送信状の6種類の帳票を作成可能
- 入力項目をテンプレート化することで、一括管理が可能。見積書⇒請求書の転記も容易
- 帳票のPDF出力
- 一括メール配信
- AI-OCR機能
- オートメーション機能※
- カスタムコード機能※
- クラウド上で承認フローを完結可能
- 検索機能
- マルチデバイス対応
- ※プレミアムプランのみ
特長/強み
- オールインワン管理
⇒見積から請求までのフローを一つのアプリで完結でき、業務効率化を実現します。 - カスタマイズ性
⇒会社ロゴや印影の表示、商品区分の選択、税処理区分の設定など、柔軟なカスタマイズが可能です。 - 検索機能の充実
⇒キーワード検索、絞り込み検索など、登録されたデータを様々な条件で探すことができます。 - データの活用
⇒CSVデータの出力ができ、会計ソフトなどへのデータ連携が容易です。 - インボイス制度対応
料金
アプリ購入費用(初期費用)+プラン別月額費用
初期費用5,000円
↓サスケWorks利用費用
スタンダードプラン:月額5,000円(税抜)
管理者ID 1、ユーザーID 10が含まれます。
レコード数:50,000件
アプリ数:100個
ディスク容量:15GB
プレミアムプラン:月額15,000円(税抜)
管理者ID 1、ユーザーID 10が含まれます。
レコード数:100,000件
アプリ数:200個
ディスク容量:15GB
API連携やアプリ販売が可能です。
※ユーザーIDや開発者IDの追加、レコード数やディスク容量の追加などのオプション有
まとめ
電子帳票システムは、帳票業務の効率化とガバナンス強化を両立させる、現代企業にとって不可欠なデジタル基盤だといえます。
特に大手企業においては、部門や拠点をまたいだ帳票管理をいかに一元化し、法令対応を確実に行うかが重要な経営課題となります。
自社にとって最適な電子帳票システムを導入することで、業務の効率化・法令対応・コスト削減といった多角的な価値を実現し、より強固な業務基盤を構築していきましょう。
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クラウド化できない帳票の固有課題
請求書発行だけクラウド化して満足していませんか?
執筆者情報
小柳 晶(こやなぎ あきら)
株式会社ユニリタ セールスプランニングディビジョン
ユニリタの前身である(株)ビーエスピーに開発者として入社。自社プロダクトの開発、自社製品周辺のシステム構築、受託開発のPM、セールスエンジニアを経験し、特に帳票業務運用に精通。電子帳簿保存法対応やペーパーレス化、印刷業務の効率化などシステム構築だけでなく、その先の運用を見据えた幅広い業務改善を100社に及ぶ企業に実施。現在は帳票プロダクトのクラウドサービス化企画に従事する傍ら、帳票運用や運用改善のコラム執筆・セミナー登壇も行っている。